CRAから挑戦を続け、社内公募でCTMに異動 

いずれはグローバルプロジェクトをリードするCTMを目指したい 

上原 一彰

Clinical Trial Manager

内資CRO、外資CROでCRAを経験後、2019年にICONへCRAとして転職

2022年4月にSenior CRAへ昇格後、同年8月に社内公募でCTMヘ異動し現在に至る

仕事内容を教えてください

海外クライアントの精神疾患、免疫疾患の臨床試験のCTMを担当しています。CTMは試験の進捗、予算、品質基準を管理する責任者です。試験を計画通りに進めるための施策を検討することはもちろん、リスクが想定される場合は事前に対策を用意したり、問題発生時には問題の対応から再発防止策を検討したり、チームメンバーが働きやすい環境を整えたりと、試験マネジメントに関する幅広いスキルが必要になる仕事です。 

 特に、CTMは、試験に関する情報が集中する役割なので、いかにチーム内に情報共有を行なっていくかが、チームメンバーの働きやすさという観点でとても重要になってきます。「自分達がチームの律速になってはいけない」と意識しながら、スピーディなチーム内コミュニケーションを心がけています。 

業務で英語はどれくらい使いますか?

海外クライアントの試験を担当しているので、治験依頼者やベンダーとの会議はすべて英語で行われます。ですので英語力は必須です。 

自分としては自分の英語力はまだまだだと思っていて、もっと英語力を鍛えて、ネイティブレベルになりたいと思っています。 

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現在の仕事を担当されたきっかけは?

上司と将来のキャリアについて話していた際に、CTMの社内公募の話を紹介いただいたのがきっかけです。実は社内公募の仕組みをよく理解できていなかったのですが、きっかけをいただいたので、挑戦し、所定の社内公募選考フローを経て、内定に至りました。選考はスピーディーで、内定まで2週間くらいだったので驚きました。 

CTMになってからは、CRAの仕事との観点の違いを実感しています。先輩CTMの方から色々教えていただきながら、日々勉強させてもらっています。 

今後はどんな仕事に挑戦したい?

現段階では、Senior CTMが当面の目標です。いずれはアジア・パシフィック領域(APAC)を全て担当するAPAC-CTMも目指してみたいです。 

一方で、ICONは、若手のCRAを中堅・ベテランに育てるプロセスが弱いと感じるため、CTMの立場から、CRAを育てられるような人材管理・育成のスキルも学んでいきたいと思っています。 

ICONの好きなところを教えてください

自分で主体的に、積極性をもって業務にあたる人が、ちゃんと評価される点です。「これをやってみたいです。こうしてはどうか?」というような提案を受け入れてもらいやすいです。例えば、CRAの時には当時のCTMに申し出て、CTM業務の一部を担当させていただいたりしました。それが今のCTMとしてのキャリアにもつながっているように感じます。 

また、数値に基づいていて客観的に評価がされます。同じプロジェクト内であっても、プロジェクト内の頑張りで相対評価がされるので、数字に加えて個人の頑張りも評価してもらえることもあります。何が一番大事な目標なのか、何を達成するべきなのか、目標達成すべきことは何かを一生懸命考え取り組む人は、きっと評価されると思います。 

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